すみかる住生活版

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東京の住みやすい街ってどこ?編集部が厳選した22選

桜とスカイツリー

東京にはさまざまな魅力のある街があります


みなさんにとって東京で住みやすい街はどこですか?
家族の人数やライフスタイルによって住みたい街の基準は変わります。

住みたい街の条件として「オフィスが近い」「治安がいい」「スーパーが近い」といった理由が一般的に挙げられますが、東京の場合この条件がそろう街はたくさんあります。
だからこそ、街の雰囲気や特徴を知らなければ、住みたい街を見つけることができないのです。

今回は、「いえーる すみかる」編集部のメンバーであり引越しの達人、moriboy(モリボーイ)に東京の街の魅力を教えてもらいました。

住む場所にお悩みの方々はぜひ参考にしてください!

引越し回数14回!引越しの達人moriboyはどんな人?

ーまずは、引越しの経歴を教えてください。

moriboy:『仕事や留学で住んだ海外も含めて、全部で14回の引越し経験があります。東京ですと足立区、文京区、渋谷区、葛飾区、世田谷区の5ヶ所に住んだことがあります。』

引っ越し経験14回、自分でシェアハウスまで運営しているという住生活に関する経験が豊富なmoriboy。
そんなmoriboyにファミリーと一人暮らし、それぞれにオススメの街を聞いてみました。

ファミリーが住みやすい街は足立区の綾瀬・北千住エリア

荒川の河川敷

見渡しのいい荒川の河川敷


ー都内でファミリーにオススメのエリアはどの辺りでしょうか?

moriboy:『そうですね。足立区の綾瀬、北千住あたりがオススメのエリアです。23区内にも関わらず、家賃が安い、スーパーが多いことがその理由ですね。』

ー家賃が安いのは嬉しいですね!周辺の環境はどうですか?

moriboy:『下町ということもあり、本当に住みやすいんですよ。例えば日本でも有数の大きな川である荒川があり散歩などもできて環境がよいですね。休みの日には荒川土手で子ども達が野球をしているのもよく見かけましたよ。テレビドラマの金八先生のロケ地としても有名ですよね。』

ー都心部へのアクセスはどうでしょうか?

moriboy:『私が住んでいた綾瀬駅は東京メトロ千代田線で、新御茶ノ水、大手町、赤坂、表参道、明治神宮前(原宿)などの主要駅へ乗り換えなしで行くことができます。非常にアクセスがしやすいですね。
また、始発駅なので座れることも多いのも大きなポイント。郊外の始発駅は多いですが、23区内が始発というのはかなり穴場だと思います。
また北千住駅は、JR常磐線をはじめとして、東京メトロ千代田線・日比谷線、つくばエクスプレス、東武線伊勢崎線と多くの路線が乗り入れていて、都心へアクセスしやすいのもメリットです。
足立区は一般的に治安が悪いイメージがあるかもしれません。もちろん自己責任ではあるのですが、あまり気にする必要はないと思います。』

一人暮らしで住みやすい街は渋谷区の幡ヶ谷・笹塚エリア

昼間のスクランブル交差点の様子

渋谷の名所スクランブル交差点


ー次に、東京で一人暮らしするのにオススメのエリアはどの辺りでしょうか?

moriboy:『渋谷区の幡ヶ谷、笹塚エリアです。
新宿や渋谷といった主要駅にかなり近いにも関わらず、家賃が比較的安いことがまず挙げられます。同じように主要駅に近く人気のエリア代官山や恵比寿、中目黒はかなり家賃が高めなので、幡ヶ谷、笹塚あたりは穴場エリアといえますね。』

ー主要駅に近い駅だと、買い物ができる施設はコンビニばかりでスーパーなどが少ないイメージですが、普段の買い物はどこに行っていましたか?

moriboy:『幡ヶ谷も笹塚も渋谷区にありながら商店街やスーパーが多く物価も低めで、人情味あるエリアでした。どちらも庶民向けのスーパーが充実しています。』

ー商店街もあるんですね!周辺へのアクセスはどうでしょうか?

moriboy:『幡ヶ谷は新宿まで歩こうと思えば歩ける距離です。自転車があると便利ですね。笹塚も新宿まで電車ですぐ行けますし、急行も止まるのでアクセスがいいですよ。』

新宿まで近く、家賃が安くて、物価も安いのは、本当に穴場エリアですね。
家賃や物価が高くて暮らしづらい渋谷区のイメージが、大きく変わりました。

東京で暮らしたい方へのアドバイス

ー最後に、東京で暮らしたい方にアドバイスをお願いします。

moriboy:『住みたい街ランキングの常連のような人気の街に住むのもいいですが、自分に合った街を探してみてはいかがでしょうか。街の持つイメージにとらわれず、自分にとって住みやすい街はどこなのかという観点で街を見ることがオススメです。』

一人暮らしなら1つの場所だけに住み続けるのではなく、いろんな街に住むのも楽しそうですね。14回の引越し経験があるmoriboyも、さらに他の街にも住んでみたいとのことでした。

引っ越しのポイント

引越しをする際には新生活でお金がかかるため、できるだけ費用をおさえて引越したいですよね。
moriboyの場合、友達の車を借りたりレンタカーで軽トラックを借りたりして、安く抑えているそうです。
さらに、いつでも引っ越せるように捨てられる物は捨てておいて、常に身軽にしておくんだとか。今流行の断捨離ですね。東京のいろんな街を旅するように住んでいくのも素敵なライフスタイルではないでしょうか。

東京23区で家賃が安くて住みやすい街ランキングベスト10

ここからは、いえーる すみかる編集部が独自リサーチした情報をもとに東京23区内で家賃が安く、住みやすい街をご紹介します。穴場の街が見つかるかもしれませんよ!

東京の下町エリアで住みやすい街5選

まずは東京の下町エリアで家賃が安くて住みやすい街をご紹介します。

商店街の街並み

下町といえば人情味あふれる商店街

1.葛飾区柴又

23区の家賃の安い街ランキング常連の葛飾区。
家賃が安いだけでなく、商店街が多く昔ながらの人情味あふれる街が柴又です。日常の買い物にも不便がありません。JR常磐線沿線は近年、再開発が進み利便性もさらにアップすることが期待できますね。

2.荒川区南千住

古くから交通の要衝でもある荒川区。
南千住は多くの文化的な史跡があり下町の雰囲気を残す一方、再開発も進み公園も整備されています。都心へのアクセスもよく、商業施設やタワーマンションも並びます。

3.足立区西新井

家賃の安い街ランキングに必ず名を連ねるのが足立区。
西新井にはショッピングセンターや子どものためのカルチャー施設、公園などが多く、幅広い世代に人気の街です。都市開発でマンションの建設ラッシュが続き、人口も増加傾向にあります。

4.板橋区大山

池袋から近く、家賃も物価も安いので住みやすい板橋区。
駅周辺の商店街も活気があり、充実しているので買い物にも便利です。乳幼児の子育て支援も充実していて、ファミリーにも住みやすい街ですね。入場無料の板橋こども動物園などもあり、休日のお出かけにおすすめ。

5.練馬区武蔵関

畑も多くのどかな風景も広がる練馬区。
昔からある住宅街が広がり、商店街など下町の風情を残す街が武蔵関です。実はバスで吉祥寺や荻窪に出やすく、穴場の街でもあります。
新宿や渋谷への利便性もよいのでおすすめです。

東京の都心エリアで住みやすい街5選

都心エリアなんて家賃が高くて住めない!とお思いの方も多いかもしれませんが、実は意外に穴場も多めです。アクセスもよく家賃も手頃な都心の住みやすい街をご紹介します。

JR山手線の電車

一般的に山手線の内側が都心と呼ばれることが多い

1.渋谷区代々木上原

代々木上原は渋谷の中でもほどよい落ち着きがあり、手頃な家賃のリノベーション物件なども多く住みやすい街です。東京23区内の公園としては5番目の規模を誇る代々木公園があり、都心に住みながら緑あふれる環境を満喫できます。

2.豊島区駒込

にぎやかで個性のあるエリアが多い豊島区。
昔ながらの商店街が広がり、区内でも比較的静かな環境の街が駒込です。
JR山手線と南北線が乗り入れているので、抜群の利便性を誇ります。家賃も物価も比較的低めで住みやすく、人気のエリアです。

3.北区田端

多くの路線が乗り入れ、交通の便がよい北区。
都内だけでなく神奈川県や埼玉県へのアクセスもよい街が田端です。駅前には商店街が広がり、また駅ビルもあるため買い物には不自由しません。JR山手線が乗り入れていますが、家賃も比較的安くおすすめの街です。

4.新宿区高田馬場

誰もが知る東京の繁華街である新宿区。
池袋駅や新宿駅にすぐアクセスできる便利な立地にある街が高田馬場です。
大学や専門学校の集まる学生街で、家賃や物価もリーズナブルで住みやすいと人気。大盛りの定食屋やおしゃれなカフェなど、さまざまな飲食店が並びます。

5.豊島区大塚

豊島区からは駒込に続き、大塚もオススメです。
昔ながらの昭和の雰囲気を感じることができ、家賃も安く人気の街です。駅周辺は充実していて商店街や駅ビルもあり、買い物にも困りません。公園も多く存在し、子育てもしやすい街です。

東京23区でファミリーが住みやすい街10選

つづいて23区内でファミリーにおすすめの街をご紹介します。

子供や家族が安心して住める、東京で治安のよい街5選

家族で暮らす街の条件として重要なのが治安です。最近では残念ながら身近に凶悪犯罪を感じるニュースも少なくありません。ここでは安心して暮らせる治安のよい住みやすい街をご紹介します。

ママと手をつないで階段を降りる子ども

家族で住むのなら治安のよさは重要なポイント

1.品川区武蔵小山

江戸時代には宿場町として栄えた品川区。
現在では商業地として企業本社が立ち並ぶ一方、住宅街には多くのファミリー世帯が住んでいます。全長800mのアーケード商店街ではファミリー向けのイベントも多く、品川区の中では物価も安い街です。子育てと教育に力を入れていて、近年では子どもの増加率も伸びています。

2.目黒区祐天寺

おしゃれで憧れの街としてメディアなどで紹介されることの多い目黒区。
そんな目黒区の中でも祐天寺は庶民的な商店街もあり、治安もよく住みやすい街です。目黒区には『子育てカフェ』や『定期利用保育』など独自の子育て支援もあり、小さな子どものいる家族にもおすすめです。

3.世田谷区経堂

豊かな緑に囲まれて、区全体に公園や緑地が整備されている世田谷区。
再開発も終了し利便性が高くなった一方で、商店街も健在な街が経堂です。駅から少し歩けば住宅街が広がります。未就学児へのサポートも充実し、ファミリーに人気の住みやすい街です。

4.文京区大塚

区域がほぼ山手線内にあり、利便性のよさには申し分のない文京区。
治安もよく閑静な住宅街が広がる街が大塚です。派手な街ではありませんが文京区には東京大学をはじめ教育機関も多く存在し、環境を活かしたさまざまな子育て事業も展開されています。

5.杉並区阿佐ヶ谷

高円寺など人気のある街の多い杉並区。
商店街には活気があふれ、治安も良く街並みも美しい街が阿佐ヶ谷です。新宿へは直通で10分と、交通アクセスも申し分ありません。子育て支援も手厚く施設も充実しているため、ファミリーで住む街としてぴったりです。

東京で子育てがしやすく住みやすい街5選

東京は地方に比べて、自治体の子育て支援が充実しオリジナルな取り組みも多いようです。
ファミリーで住みたい、子育てのしやすい街をご紹介します。

お山の上に座るこどもたち

各自治体によって特色ある子育て支援の取り組みが行われています

1.江東区豊洲

隅田川の東に位置する江東区。
何かと話題にのぼることが多い、開発が続くウォーターフロントエリアが豊洲です。最新のタワーマンションに多くのファミリーが住み、子どもが急増。保育所への入所が厳しい代わりに、私立幼稚園費や認可外保育所費用の助成があります。

2.北区赤羽

東京の北の玄関口で、家賃も低めの北区。
再開発でファミリー層が増えてきているのが赤羽です。駅前には大型ショッピングセンターが複数あります。
『ファミリー世帯転居費用助成』で引越し費用の助成が受けられる場合も。荒川の河川敷は緑豊かで、子どもと一緒にのんびり散歩も楽しめます。

3.江戸川区葛西

都会的な街並みとのんびりとした雰囲気が同居する江戸川区。
区内でももっとも千葉県寄りに存在する街が葛西です。大型ショッピングセンターも豊富で、買い物にも便利な街です。休日のファミリーには葛西臨海公園が人気で、水上バスに乗ることもできます。

4.練馬区光が丘

23区の中で最西端に位置し、のどかな風景も残る練馬区。
大江戸線の始発駅でもあり、都市計画によって作られた街が光が丘です。ショッピングセンターもあり、家賃の手頃なファミリー物件が多く人気の街です。乳幼児一時預かりなどのサービスや第3子誕生で20万円のお祝い金など、ファミリーには助かる制度も多くあります。

5.杉並区荻窪

緑豊かで閑静な住宅街が広がる杉並区。
区のちょうど真ん中あたりに位置し、新宿まで12分で出られる高い利便性もあるのが荻窪です。
出生時などに『子育て応援券』が配布され、習い事や託児サービスに使える公的な取り組みも。自然豊かな公園もあり、郊外のような雰囲気も感じられます。

まだまだ知られざる魅力がいっぱいの東京

空から見た東京の街

東京の街にはまだまだ穴場がたくさんあります

いずれの街も特色にあふれ、さまざまな魅力を持っています。
家賃の安さや治安、子育てのしやすさなど、選ぶ基準はそれぞれですよね。
まずは実際に足を運び、街の雰囲気を肌で感じてから検討するのがおすすめです。

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