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住みたい街ランキング「家賃相場」編。家賃相場上位5区と、下位5区の特徴まとめ

引っ越したいと思ったとき、みなさんは何を元に地域の候補をしぼりますか?
色々あるなかで、やはり「家賃」は重要なポイントになってくるのではないでしょうか。
今回は東京23区それぞれの平均家賃相場のランキングをご紹介しながら、区の特徴をまとめてみます。

住みたい街ランキング

東京23区の平均家賃相場をチェック。どこが高くて、どこが安い?

まずは東京23区の平均家賃相場を調べていきましょう。
大きな賃貸物件紹介サイトなら、すぐに調べることができます。
今回は条件を「マンション・アパート・一戸建て」の「ワンルーム・1K・1DK」にしぼって調べます。
HOME’SとCHINTAIのふたつのサイトを使って、東京23区の平均家賃相場を調べてみました。(平成28年11月24日時点)

HOME’S 東京23区の家賃相場情報

CHINTAI 東京23区の家賃相場情報

ふたつのサイトで多少のバラつきはあるものの、上位5区と下位5区はどちらも共通していました。

平均家賃相場 上位5区

・港区 11万円台
・千代田区 11万円台
・中央区 8万~10万円台
・渋谷区 7万~10万円台
・目黒区 7万~9万円台

平均家賃相場 下位5区

・葛飾区 5万~6万円台
・江戸川区 5万~6万円台
・足立区 5万~6万円台
・練馬区 5万~6万円台
・板橋区 5万~6万円台

家賃相場の高い港区、千代田区、中央区

平均家賃相場の高い港区、千代田区、中央区、渋谷区、目黒区はどれも、まさに都心部に位置する区です。
上位3つである港区、千代田区、中央区の特徴を見ていきましょう。

港区は言わずと知れた高級住宅が密集するエリア。
六本木、青山、赤坂、麻布、白金など、地名を聞いただけで高そうなイメージのある地域が集まっています。
しかし平均年齢が高いわけではなく、若さでも上位にランクインしています。
「港区ブランド」の人気が、高収入な若者を集めているようです。

千代田区は皇居を中心に、東京駅や官公庁の集まる日本の中枢です。
夜間人口が極端に少なく、住む街というよりは働きにくる街というイメージですね。
一方、神田や九段下といったいわゆる下町もある区なので、平均の家賃相場としては港区よりも少し下がるといったところでしょうか。
こちらも平均年齢は若めです。

中央区は銀座や日本橋など、いわゆる東京らしい名所の多いエリアです。
もんじゃ焼きで有名な月島や勝どきでは再開発も進んでおり、タワーマンションも多く建設されています。
その結果、平均年齢も若くなっています。

家賃相場の安い葛飾区、江戸川区、足立区

平均家賃相場の安い葛飾区、江戸川区、足立区はどれも、東京の東側に位置する区です。
埼玉県や千葉県に隣接しており、交通の便のよさが求められる地域でもあります。

葛飾区は「男はつらいよ」や「こち亀」でもおなじみの、人情あふれる下町然としたエリア。
イメージどおり平均年齢は高い区です。
地価がリーズナブルということもあり、一戸建て持ち家の割合が23区のなかでもっとも高いです。
犯罪発生率も台東区や新宿区、渋谷区と比べて低く、治安は良いといえるでしょう。
一方、都心部へ出るためには常磐線や京成線から乗り換える必要があり、交通事情は少し不便なところがあります。
それもあって家賃相場が安いのかもしれませんね。

江戸川区は公園面積が23区でもっとも広く、子育て支援制度にも力を入れている区です。
さらに都心部と千葉県を結ぶ道路や鉄道が充実しており、交通面でも利便性が高いです。
子育て世代やファミリー層の流入が多く、平均年齢も若くなっています。

足立区はつくばエクスプレスと東武スカイツリーラインが縦断し、茨城県や埼玉県への動線となっているエリアです。
治安が悪いという不名誉なイメージもかつてはありましたが、現在の犯罪発生率を見てみると台東区や新宿区、渋谷区に比べて実は低いです。
日暮里・舎人ライナーや東京メトロ日比谷線、千代田線を利用して都心部へも行きやすいので、今後注目度が高まっていく区かもしれません。

治安についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
住みたい街ランキング「治安」編。1位は文京区!

まとめ

「東京23区」とひと口にいっても、それぞれの区で特徴がかなり違います。
家賃だけでなく、街の雰囲気や、交通の利便性、子育て支援制度などもよく調べて、自分に合った街を選びましょう!

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