MENU

住みたい街ランキング「治安」編。1位は文京区!

※いえーる すみかる編集部注:本記事は、2016年9月の情報を元に書かれた記事です。犯罪件数、順位共に、現在の情報とは一部異なりますので、ご注意ください。

新しい街に住もうとするとき、気になるのはやっぱり「治安」です。
しかしひと口に「治安」といっても、どうやって調べればいいのかわからないという人も多いはず。
そこで今回は、引っ越し先を決めるときに役立つ「治安の良さの調べ方」をチェックしておきましょう。

住みたい街ランキング

関連記事

犯罪件数が多い街=危ない街とは言い切れない?

治安の良さを調べるときにまず思いつくのは、その地区で起こった「犯罪件数」ではないでしょうか?
では、警視庁のホームページで公開されている東京都23区の刑法犯発生状況から犯罪件数を調べてみましょう。

▼平成27年 東京23区の犯罪件数(少ない順)▼

順位 23区 犯罪件数
1位 文京区 1,264
2位 荒川区 1,747
3位 目黒区 1,770
4位 中央区 1,892
5位 品川区 2,418
6位 北区 2,500
7位 千代田区 2,515
8位 墨田区 2,516
9位 中野区 2,552
10位 台東区 3,107
11位 葛飾区 3,288
12位 港区 3,383
13位 杉並区 3,571
14位 江東区 3,618
15位 豊島区 3,969
16位 板橋区 4,204
17位 渋谷区 4,361
18位 練馬区 4,694
19位 大田区 5,090
20位 足立区 5,241
21位 江戸川区 5,632
22位 世田谷区 5,794
23位 新宿区 5,915

※現在公開されている件数は、本記事に掲載されている数値とは異なりますので、ご注意ください。

すると、平成27年の刑法犯認知件数のワースト1位は新宿区で5,915件、ワースト2位は世田谷区で5,794件、ワースト3位は江戸川区で5,632件という結果がわかりました。
反対に文京区、荒川区、目黒区は犯罪件数が少ない区ですね。
では東京でもっとも危険な区は新宿区や世田谷区ということになるのでしょうか?

実はそうではありません。
なぜなら世田谷区は東京23区でもっとも人口の多い区ですから、犯罪件数が多くなるのは当然なんですね。
そこでポイントになってくるのが、「犯罪件数」ではなく「犯罪発生率」です。

治安の良さを調べるには、犯罪件数ではなく犯罪発生率をチェック!

人口が多ければ比例して犯罪件数が多くなるのは当然のこと。
ですから、治安の良さはそのデータからははっきりとはわかりません。
そこで人口に対する犯罪件数の比率を計算し、「犯罪発生率」を調べることで治安の良さをはかってみましょう。
平成27年に発生した犯罪件数と、23区それぞれの人口を元に、人口1000人あたりの犯罪件数を計算してみると以下のようになります。

▼平成27年 東京23区の人口1000人あたりの犯罪件数(少ない順)▼

順位 23区 人口 犯罪件数 1000人あたり犯罪件数
1位 文京区 219,724 1,264 5.75
2位 品川区 386,855 2,418 6.25
3位 杉並区 563,997 3,571 6.33
4位 目黒区 277,622 1,770 6.38
5位 世田谷区 903,346 5,794 6.41
6位 練馬区 721,722 4,694 6.50
7位 大田区 717,082 5,090 7.10
8位 江東区 498,109 3,618 7.26
9位 北区 341,076 2,500 7.33
10位 葛飾区 442,913 3,288 7.42
11位 板橋区 561,916 4,204 7.48
12位 中野区 328,215 2,552 7.78
13位 足立区 670,122 5,241 7.82
14位 荒川区 212,264 1,747 8.23
15位 江戸川区 681,298 5,632 8.27
16位 墨田区 256,274 2,516 9.82
17位 中央区 141,183 1,892 13.40
18位 豊島区 291,167 3,969 13.63
19位 港区 243,283 3,383 13.91
20位 台東区 198,073 3,107 15.69
21位 新宿区 333,560 5,915 17.73
22位 渋谷区 224,533 4,361 19.42
23位 千代田区 58,406 2,515 43.06

総務省統計局 平成27年国勢調査
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/kekka.htm

そうするとダントツで千代田区がワースト1位、続いて渋谷区、新宿区、台東区、港区……と並びます。
逆に文京区、品川区、杉並区は犯罪発生率が低い区ということになります。

でもちょっと待ってください。
千代田区の治安が悪いなんて、そんなイメージはまったくないのではないでしょうか?
実はここにも数字のトリックが隠されているのです。

犯罪発生率を見るときは、夜間人口と昼間人口をよく確認しよう

警視庁の公表する「犯罪件数」と、国勢調査からわかる「人口」から計算した「犯罪発生率」。
その犯罪発生率だけを見れば、千代田区がもっとも犯罪の起こりやすい地区だと思えます。
しかしもう一度人口をよく見てください。
ほかの区が数十万人単位のところ、千代田区は58,406人しか人口がいません。
これは実際に千代田区に住んでいる人の数で、「夜間人口」といいます。
一方、その地区に働きにくる人の数を「昼間人口」といいます。
千代田区は住んでいる人よりも働きにくる人が多いので、夜間人口と昼間人口の差ができてしまうんですね。
夜間人口だけで計算した犯罪発生率に、ズレができてしまうのも無理はありません。

国勢調査では昼間人口と夜間人口についても公開されているので、その数字も追ってみましょう。
(平成27年の調査結果はまだ公開されていないので、平成22年のものを使用します)

総務省統計局 平成22年国勢調査
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/final/pdf/01-11_4.pdf

そこからわかる昼間人口と夜間人口をあわせて、犯罪件数を計算してみます。
警視庁のページでは平成23年からのデータしか残っていないので、同じ年度で計算はできませんが、それでもおおよその数字はわかるはずです。

治安の観点で見た、住みたい街ランキング1位は文京区!

上記の考え方で計算すると、以下のようになり、もっとも低いエリアは文京区!ということになります。
続いて、中央区、品川区、千代田区、港区……となります。
一方で犯罪発生率の高い区は台東区、渋谷区、豊島区、新宿区、墨田区……となりました。
昼間人口を考慮するかどうかで千代田区の結果が真逆になるのは、おもしろいですね。

▼住みたい街ランキング!「治安」編▼

順位 23区 昼間人口 夜間人口 合計 犯罪件数 1000人当たりの犯罪件数
1位 文京区 345 207 552,000 1,264 2.29
2位 中央区 606 123 729,000 1,892 2.60
3位 品川区 527 365 892,000 2,418 2.71
4位 千代田区 819 47 866,000 2,515 2.90
5位 港区 886 205 1,091,000 3,383 3.10
6位 目黒区 293 268 561,000 1,770 3.16
7位 世田谷区 813 877 1,690,000 5,794 3.43
8位 杉並区 480 550 1,030,000 3,571 3.47
9位 江東区 549 461 1,010,000 3,618 3.58
10位 練馬区 588 716 1,304,000 4,694 3.60
11位 大田区 684 693 1,377,000 5,090 3.70
12位 北区 322 336 658,000 2,500 3.80
13位 葛飾区 376 443 819,000 3,288 4.01
14位 足立区 609 683 1,292,000 5,241 4.06
15位 板橋区 494 536 1,030,000 4,204 4.08
16位 中野区 289 315 604,000 2,552 4.23
17位 荒川区 192 203 395,000 1,747 4.42
18位 江戸川区 571 679 1,250,000 5,632 4.51
19位 墨田区 279 248 527,000 2,516 4.77
20位 新宿区 750 326 1,076,000 5,915 5.50
21位 豊島区 423 285 708,000 3,969 5.61
22位 渋谷区 521 204 725,000 4,361 6.02
23位 台東区 295 176 471,000 3,107 6.60

 

この記事は役に立ちましたか?

もっと知りたいことがあれば、お気軽にお問い合わせくださいね。

いえーる すみかるへのお問い合わせはこちら
ページトップへ戻る
CLOSE