すみかる住生活版

メニューを開く メニューを閉じる

初産で体重20キロ増加。2人目妊娠時の体重管理に成功した秘訣とは?

二人目妊娠中の母と子
妊婦のみなさま、妊娠中の体重増加におびえていませんか?妊娠前は、何を食べても体重をキープできていたのに、妊娠したら体重がうなぎのぼり……なんて経験していませんか?まさに、私がそうでした。

妊娠前はやせ型で、暴飲暴食しても体重が増えることはありませんでした。しかし1人目を妊娠し、つわりが治まってからは、恐怖の体重増加が始まり、臨月にはなんと20キロも太ってしまいました。

初産の体重管理に失敗してしまった私は、2人目妊娠時には体重管理に徹底的に気を配りました。その結果、臨月の体重増加は11キロにとどめることができました。

今回は、私の2人目妊娠時の体重管理に成功した秘訣をお伝えします。つわりの状況やどこまで体重を増やしてよいかなどは、人それぞれ異なりますが、体重の増加に悩む妊婦の方々の参考になれば幸いです。

体重を増やしすぎると何がよくないの?

私は、1人目の妊娠のときに都内の病院に妊婦検診で通っていました。当時はやせ型だったので、13キロくらいまでは増えてもよいと医師には言われていました。

その病院は体重管理に厳しい病院でした。私は食べづわりだったので、何かを食べていないと気持ちが悪くなってしまい、常に何かを食べていました。そのせいもあって体重はオーバー気味でしたが、検診のたびに注意されるので、なるべく増えないように気をつけていました。

妊娠7ヶ月目から、検診を里帰り先の病院に変更。その病院の医師は体重管理にうるさくなかったので、病院を変えてからは油断してしまい、うなぎのぼりに体重が増えました。

里帰りして家事をしなくなり、運動量が減ったことも体重激増の一因になっていると思います。そうして最終的に20キロも体重が増えた私の初産は、とても難産になりました。

後になって知ったことですが、太りすぎると産道にも肉がついてしまい、赤ちゃんが出にくくなるそうです。お恥ずかしながら、初産のときに私はそのことを知らず、もしくは聞いたことはあったが危機感を持っておらず忘れていたのか、とても苦しいお産になりました。
当然、産後の体重戻しにも苦労しました。体重の増えすぎはよくないと、身をもって知ったのです。

異常なまでの食欲! どうやって向き合ったらいい?

食欲をそそられるお菓子
初産の体重管理に失敗した私が、その3年後また妊婦になりました。初産のときの苦しみを忘れていなかったので、今度こそ体重管理に気をつけようと意気込みました。

今回の妊娠でもやはり最初は食べづわりで、何かを食べていないと気持ちが悪く、つわりの時期にはカロリーのない氷をひたすらほおばっていました。そしてつわりが落ち着いたら、異常な食欲がわいてきました。

一日中食べ物のことを考えてしまう日々……。そんな食欲とどうやって向き合うか?私なりに徹底的に研究しました。そして導き出したのは、食べたいものを低カロリーで作ることでした。

おからを使ったベーグルや焼き菓子

私が妊婦時に一番お世話になった食材はおからです。妊娠時は便秘になりやすいですが、おからを食べればお通じも好調になります。おからは小麦粉よりも低カロリーですし、タンパク質なので食べても罪悪感が少ないです。

たくさん食べても太りにくいのを実感し、とても重宝しました。私の場合は、おかずよりもむしろデザートなどにおからをよく使用していました。小麦粉代わりにおからを使ったパウンドケーキやクッキー、ほぼおからだけで作るベーグルなど、おからを使ったメニューの研究に努めました。

「おからのお菓子を作りたい」と思えば、すぐにネットで調べて作ることができる便利な時代に感謝しながら、いろいろなおからメニューを作って食欲を満たしていました。そのおかげでたくさん食べても体重増加は緩やかで、適正の範囲内でした。

寒天を使ったデザート

夏場は、おからの代わりに寒天にお世話になりました。寒天はローカロリーですし、さっぱりしているので、気分の優れない時期や暑い季節に最適。牛乳のみで砂糖は加えない牛乳寒天や、ノンカフェインコーヒーのコーヒーゼリーなど、寒天を使ったゼリーを作って食べては、押し寄せる食欲をごまかしていました。

手ごねパン

産休に入ってからは、時間に余裕ができたので、より食欲が増しました。家にいると食べ物のことばかり考えてしまうので、それならば、ずっと食べ物と接していようと、手ごねパンをよく作っていました。手間のかかるパンを作ることで食欲をごまかし、低カロリーなパンを作ることで体重増加を抑えていました。パンをこねる行為には癒しの効果もあったように思います。

産後は全く手ごねパンを作らなくなってしまったのですが、当時の私は、よくあんなものを作れたなと思うほど、かなり手の込んだパンを作っていました。2人の母となった今ではパンを作る余裕がないので、今考えてみるとぜいたくな時間だったと思います。

マタニティヨガは心身の癒し!

マタニティヨガ
食欲と戦うことと同時に、散歩やマタニティヨガで食欲をごまかす作戦も実行。安定期に入ってからは、ほぼ毎日マタニティヨガやピラティスなどを、DVDを観ながら行なっていました。

当然、運動中は食べないし、食欲は紛れるし、体はすっきりして気分もよくなるので、適度な運動は体にいいことを実感。マタニティブルーにも効果があったと思います。特に、ゆったりと行うマタニティヨガがお気に入りでした。
ストイックに運動をしたわけではないのですが、ほどほどに体を動かすくらいが私にはちょうどよかったようです。

2人目妊娠中はずっと食事に気をつけていたせいか、大掛かりな運動をしなくても体重の急激な増加はありませんでした。

まとめ

当たり前かもしれませんが、妊婦って、自分以外の生命を自分の体の中で育てているんですよね。体の中で新しい生命が急成長しているのですから、それまでとは全然違う体になるのも仕方のないことかもしれません。食欲が増えたり減ったり、太りすぎたりやせすぎたり……。妊婦さんそれぞれにいろいろな変化があると思います。

私の義理の妹は、妊娠中つわりがひどくて全く食べられず、何か月も入院し点滴をしていました。体重は増えるどころか妊娠前より減ったそうです。 

私は初産の実体験から、太りすぎた体での出産はとても苦しいことがわかりました。母がそれだけ苦しいということは、お腹の赤ちゃんも苦しいに違いありません。生まれてくる赤ちゃんのためにも、妊娠時の体重管理は大切ですね。

妊婦の時期は女性の一生の中でも、とても幸福で満ち足りた特別なひとときだと思います。そのひとときを、なるべく適正な体重で、楽しくゆったりとお過ごしください。そして元気な赤ちゃんを産んで、たくましいお母さんになってくださいね。妊婦も子育ても存分に楽しみましょう。

文:こみどりきのこ

関連記事

CLOSE