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【9/1防災の日】19.7%と39点が示す現実とは?女性が危険な理由が明らかに

顔をしかめて考える女性

驚くべき数字の理由は?


突然ですが、19.7%と39点とは何の数字だと思いますか?
実はこの数字、女性の防災訓練参加率と自己評価点数です。
大和ハウス工業株式会社が調べた数字をもとに、防災に関する現実を見ていきましょう。

8割が感じる不安。しかし、防災対策は…?

調査によると、2016年には地震に対して「不安」と答えた人が78.9%でした。
2017年にはその割合が81.5%に上昇しています。
しかし、不安であると感じる一方、防災対策の準備は手薄になりつつあるようです。
さらに、家族で防災情報の共有ができているのは半数以下という結果になりました。

家族との災害時の情報共有

これで家族は守れるかな?

不安を感じていながらも「うちは大丈夫じゃないか」と楽観視してしまう人や、「時間が取れない」という人も。
何を話していいのか分からないという人もいるかもしれませんね。

家族と情報共有していない理由

あまり自分事としてとらえられていないみたい

男性35.9%、女性19.7%!防災訓練参加率は男女とも低い傾向に

防災訓練の参加経験

パートや専業主婦は参加する機会が作りにくいかも


1年以内に防災訓練に参加したと回答したのは、男性が35.9%、女性が19.7%と低い数値となりました。
また、防災への意識や対策について自己採点をしてもらった結果は、平均39.42点(満点は100点)という低い点数に。
数値が低いことからも、何らかの対策は必要と思っている人が多いのでしょう。

防災訓練というと、学校や会社で参加するイメージが強いのでしょうか。
家族と一緒に防災訓練をしたことがない人は85.5%にものぼりました。
しかし、いざというときに備えて、今年は自宅でも防災訓練を行ってはいかがでしょう?

何をしたらいい?家族で防災に備える3つのポイント

1.防災情報を共有する

家族で共有したい防災情報は、いろいろあります。

  • 避難場所(地震・火災・水害の場合それぞれ)
  • 家族や親族の連絡先&連絡方法
  • 災害伝言ダイヤル
  • 自宅で救助を待つ場合の行動
  • いざというときの連絡先(消防署や病院など)

など…。
どんな情報を共有しておけば、お互いに安心できるのか?
ぜひ一度家族で話し合ってみましょう。

2.防災グッズの準備

非常食や懐中電灯、ヘッドライト、毛布など…。
災害に備えて、ある程度の防災グッズが家にあるという家庭は少なくないでしょう。
しかし、賞味期限・使用期限などは大丈夫でしょうか?
年に一度は、防災グッズの中身を点検しましょう。

なお、防災グッズは分散して保管しておくとより安心です。
おすすめの分散場所については、以下の記事でご紹介していますよ。
防災グッズは分散すべし!たった5か月で意識ダウンしている危険な現実とは

3.家族で防災訓練

家族で防災訓練と言っても、大げさなことをする必要はありません。
危機管理教育研究所代表であり危機管理アドバイザーの国崎信江さんは、『おうち de キャンプ』を提唱しています。

自宅でキャンプをすることが防災訓練になる理由は、次の通りです。

  • アウトドア用品は防災用品として使える
  • 被災したと想定して電気・ガス・水道を使えない状況を作ることが、被災時の状況を知ることにつながる
  • アウトドア用品のみで生活するため、本当に必要なもの、不要なものが見えてくる

寝袋だけだと体が痛くて眠れない…など、いろいろな発見があることでしょう。

キャンプ

見えないものが見えてくる

防災できる家づくりも大切

防災訓練も大切ですが、耐震などがしっかり整っている家なら、それだけで安心感が違いますよね。
これからマイホームを考えているなら、耐震構造を重視するのも良いでしょう。

当分マイホームを買う予定がない人も、既にマイホームを買ってしまった人も、遅くはありません。
シェルターにできる家具にする、危険な部分は補強をするなど、できることはたくさんあります。

9月1日は防災の日。
家族が安心して住める家づくりについて、家族で話し合うのも良いですね。

なお、今回の調査結果詳細は、以下でご覧いただけます。
http://www.daiwahouse.co.jp/column/technology/bousai/index.html

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