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人類待望の家庭でエネルギーを自給自足?ZEHとは?


みなさんZEH(ゼッチ)という言葉をご存知でしょうか?
普通に生活していても、なかなか見聞きすることはないのではないかと思います。
実は、このZEH、地球温暖化などの環境問題の解決策として、国も導入を推奨している新しい住宅のかたちなのです!

今回はZEHがどのようなものか、またZEHのメリット・デメリットなどをご紹介していきます。

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ZEHとは

ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、快適な室内環境を保ちながら、住宅の高断熱化と設備の高性能化による省エネ対策や、太陽光発電などを用いてエネルギーを創ることで、年間のエネルギー収支をゼロもしくはプラスとする住宅のことです。

ZEH仕様の住宅にするには、再生可能エネルギー創出を目的とした設備の導入や、国土交通省が定めた省エネ基準のさらに20%の省エネを実現しなければなりません。

Nearly ZEHとは

ZEHについて調べると、Nearly ZEHという言葉を目にすることがあります。このNearly ZEHとは、その名の通りZEHに近い仕様の住宅です。
ZEHの前段階的住宅で、ZEHが年間のエネルギー収支が0となるのに対して、Nearly ZEHはエネルギー収支が+25%以内に収まることが必要とされます。

ZEHにする方法とは

では実際に「自宅をZEH仕様にしたい!」、「ZEHを新築したい!」と思ったら、どうすればよいのでしょうか?
ZEHは家を新築するときだけでなく、既存の住宅をリノベーションすることによっても実現できます。
リノベーションでZEH仕様の住宅にする際は、主に断熱建材への取り替え・省エネ仕様設備機器の整備を行います。これにかかる費用は大体250~300万円です。

新築にする際は、住宅の建築を依頼する際に申し出てから建築を始める必要があります。
このとき、新築・リノベーション共に依頼先としてオススメしたいのがZEHビルダーです。
ZEHビルダーとは、経済産業省が取りまとめた『ZEHロードマップ』に基づき、各業者で受注する住宅の半分をZEHもしくはNearly ZEHとする事業目標を掲げ、経済産業省が求める諸条件を満たしたハウスメーカーや工務店などの業者のことです。

ZEHのメリット

ここからは、ZEHのメリットをご紹介していきます。

ZEHは地球にやさしい

ZEHの最大のメリットともいえるのではないでしょうか。
現状、日本国内におけるエネルギーは約8割を火力発電によって創出が行われていますが、皆さんご存知のように、火力発電はエネルギーと同時に大量の温室効果ガスを発生してしまいます。
その対策として、各住宅をZEH化することによって、各家庭でエネルギーの創出が行われるため、ZEHの普及とともに火力発電に依存する状態を回避することにつながります。
このことから、ZEHはエネルギーの自足自給を可能にするため、地球環境にやさしいシステムと考えることができます。

ZEHで家計を節約しよう

これまでもお伝えしていますが、ZEHはソーラーパネルの導入などによって、家庭で消費するエネルギーの自給自足を目的とします。
日中は太陽光発電によって必要な電力が賄われますが、夜間は発電が行われません。
これを解決するために、リチウムイオン蓄電池を導入することで、日中発電した電力をより無駄のない効率的な電力循環が可能となります。

ZEHで補助金を受け取れる

実は、ZEHにすると国から一律125万円の補助金を受け取ることができます。
正確にご説明すると、補助金を用意するのは経済産業省ですが支給は一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)という団体が、補助金支給の条件の策定・書類審査などを行っています。ZEHを新築する場合だけでなく、既存の住宅をZEH仕様にリノベーションする場合も補助金支給の対象となります。
交付の条件は、ZEHロードマップ(経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー対策課)に基づいて設定されており、エネルギー計測装置の設置なども条件の一つです。

また、前述のリチウムイオン蓄電池を導入すれば、最大50万円の補助金を受け取ることができます。
先ほどご紹介したZEHビルダーに認定されている業者に依頼をすれば、補助金支給に基づいた建築を行ってもらえるので、補助金の支給を希望される際は利用してみてはいかがでしょうか。

資産価値が高い

2014年の4月に、住宅のエネルギー性能を評価するための制度である、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)が施行されました。BELSは、住宅の省エネ性能を☆1~5(5に近いほど高性能)で評価するシステムです。
所有している住宅を売却することになった際に、築年数や建築コストなどが同条件である住宅に比べてBELSの評価が高いほど、住宅としての資産価値が高くなります。
ZEH使用の住宅は、そのなかでも☆4~5を得ることができるため、一般的な住宅よりも資産価値が高いといえます。

断熱性に優れている

先ほどもご紹介しましたが、ZEHは断熱材の使用や、高機能な換気システムの導入を行うほか、建物の気密性も高くなるため、断熱性も一般的な住宅と比べて優れています。

ZEHのデメリット

続いてはデメリットをご紹介しますが、ZEHのデメリットは1つしかありません。

初期費用が高い

ZEHにするために、初期費用は必要不可欠です。
一般的な住宅と異なり、省エネ・創エネルギーに必要な高性能の設備や断熱性に優れた建材を導入しなければならないため、その分、費用がかさんでしまいます。しかし、先ほどメリットのところでご紹介した通り、ZEHは光熱費など、毎月のコストが抑制されます。そのため、高い初期費用がかかっても、数年住み続ければ十分元をとることができます。

現状のZEH普及率


これまで、ZEHの特性や、メリット・デメリットについてお伝えしてきましたが、現状、ZEHはどのくらいの普及率を有し、今後、どのように成長していくのでしょうか?
ここでは、ZEHの現状と今後について、ご説明します。

まず、ZEHの普及率ですが、平成28年における、新築の注文住宅のZEH導入率は約10%です。
この数字を見ると、まだZEHが多くは導入されていないというのが現状です。
しかし、ZEHは昨今危惧されている温室効果ガスの発生や、それによる地球温暖化などの環境問題の解決策として、大きく注目を集めています。

そのような状況の中、経済産業省は「2030年までに新築住宅の50%以上でZEHを実現」・「2020年までにハウスメーカーが建築する注文戸建住宅の過半数でZEHを実現」という目標を掲げており、国は消費者へZEHのメリットや特性の認知拡大を行い、補助金の支給などの対策を行っています。
現段階ではZEHの建設費用が割高となっているため、ハウスメーカーや工務店などが協力して、建材の大量生産化や低コスト化を図っており、今後、ZEHの普及が加速することが予想されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)について、お分かりいただけましたか?
最後にまとめると、
ZEHは…

  • 家庭の年間エネルギー収支を0もしくはプラスにする住宅
  • 家庭内でエネルギーの自給自足を可能にする
  • 初期費用が割高であるが、維持費がかからない
  • 条件を満たすと補助金が支給される

ZEHは地球環境にもお財布にも優しい、新しい住宅形態です。
家を新築される方、既存の住宅をリノベーションしたい方は、ZEHを検討されてみてはいかがでしょうか!?

文:小倉大将

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