「お部屋のスタイルってどんなものがあるの…?」この疑問は部屋づくりを始めるとき、誰もが思うことではないでしょうか。実際に、その種類は数え切れないほどあり、それぞれの特徴や印象も様々です。また、部屋に置く家具一つ一つにこだわるのではなくて、部屋全体に「統一感」を出すことでキレイにまとめることができます。ここでは、定番のスタイルを中心に紹介していきます。
ナチュラル・スタイル
自然の温もりを感じることができるスタイルで、主に自然素材である木材や、天然繊維で作られた生地を使用します。シンプルで飽きにくく、万人受けするスタイルといえるでしょう。
ナチュラルスタイルにするなら…
木製のフローリングや家具を選びましょう。カラーは白やブラウン、ベージュなどの柔らかい色で統一するとバッチリです。観葉植物を置くのもいいですね。
カントリー・スタイル
カントリーとは、「田舎暮らし」をモチーフとしているインテリアスタイルです。節目のあるパイン材などといった、ナチュラルスタイルよりも木材らしさが感じられる素材を使います。また塗料も自然のものを使い、質感を生かすように仕上げます。カントリーは手作り感のある暖かい印象を与えます。
カントリーにするなら…
木の節目が見えるような家具を取り入れましょう。淡い色合いを心がけるとさらにカントリーさを演出できます。
レトロ・スタイル
レトロとは過去に流行したアイテムや素材のことをいいます。最近はファッションもレトロな雰囲気のものを取り入れるのが流行しています。インテリア界でも同じです。古き良きデザインのインテリアを取り入れてノスタルジックな気分になるのもいいですね。
レトロスタイルにするなら…
簡単なのはレトロチックな小物、雑貨を取り入れることです。過去に流行った形や色彩のアイテムを取り入れたり、昔の映画を参考にしてみてもいいかもしれません。一気にレトロ感を出したいならソファなどの大きな家具を取り入れてみましょう。部屋がタイムスリップしたかのようになりますよ。
アジアン・スタイル
南国リゾートホテルのような雰囲気のあるアジアンスタイルは、非日常を味わえるエキゾチックでオリエンタルな印象を与えます。竹や藤、ウォーターヒヤシンスなど熱帯でみられる植物を素材として使います。
アジアンスタイルにするなら…
家具は手作りのものが多く、基本的には高価なのですが、エスニック柄のラグや小物を活用したり、カラーをダークブラウンで統一したりすることでアジアンテイストに見せることも可能です。
北欧スタイル
北欧は冬が厳しく、家にいる時間が長いです。したがって快適に過ごせるようインテリアにこだわったり、寒い冬に負けずに楽しい気分になるような明るい色をポイントで取り入れるのが特徴です。白を上手に使ったシンプルで清潔感のある印象を与えます。
北欧スタイルにするなら…
メインのカラーを白やアイボリーにし、その中に写真のようにソファなどでアクセントカラーを入れると北欧スタイルの出来上がり。家具ではなく小物で明るい色を取り入れるのもいいですね。
和風スタイル
畳や襖、障子、桐たんすなどの木製家具を用いた、日本古来の伝統的様式です。自然との融合を感じられるスタイルになっています。
和風スタイルにするなら…
座椅子やローテーブルなど、普通の家具よりも背の低い家具を選びましょう。和室を構成する畳や障子などは基本的には直線で作られています。ですから家具を選ぶ際に直線ラインを意識して揃えると、和風な雰囲気を出すことができます。写真のように畳にソファを合わせる和洋折中スタイルも人気です。
まとめ
いかがでしたか?ちょっとしたコツでどのスタイルにも仕上げることができます。皆さんが自分にぴったりのスタイルを見つけることができるよう少しでも力になれたら嬉しいです。