すみかる住生活版

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アサコが気にする産み分け方法とは? 〜マダム・リリーのお悩み相談サロン【Case.5】〜

洋館の入り口
とある閑静な住宅街の一角に、ひっそりとたたずむ小さな洋館。
木々にかこまれたその建物には、さまざまな悩みを抱えた人たちが、次から次へと訪れます。

「マダム・リリー」
この洋館でサロンを営む女主人を、彼らはみなそう呼びます。本名、年齢、経歴不詳。

どんな悩みに対しても、「私も経験あるわ」が口癖で、普通は言いにくいようなことでも、サラッと一刀両断するのがマダム流。解決できるかわからないけれど、そんなマダム・リリーの話を聞きに、悩みを抱える人々が昼夜を問わずやってくるのです。

さて、本日やってきたのは、ベビーカーを押しながら、額に汗を浮かべるちょっとぽっちゃり気味のお母さん。
いったい、どんな悩みを抱えているのでしょうか?

アサコ(34歳)のお悩み相談 女の子が欲しくて……

リリー「あら、いらっしゃい。子どもはよく寝てるわね。ベビーカーはそのまま隣に置いておいていいわよ。2歳くらいの男の子かしら。どんな悩み?」

アサコ「ありがとうございますっ! そのとおり、2歳の男の子です。これの上にもう1人、5歳のお兄ちゃんがいるんです。わんぱく盛りの男2人なんで、毎日ひっちゃかめっちゃかですよ〜! 2人ともすごい甘えん坊で、ママ、ママってひっついてきて可愛いんですけどね。 

大変なんですけど、私、もう1人子どもが欲しくって。ていうか、次は女の子が欲しいんですよ〜! 男の子も可愛いし面白いけど、やっぱり激しいから2人で精一杯かなって。それに、女の子はどんなものか、育ててみたいんですよね〜。

洋服とかも可愛いのたくさんあって、そういうの楽しそうですよね。着せ替えじゃないけど。こう見えて、めちゃくちゃラブリーなフリっフリのお姫様みたいなお洋服に憧れがあって〜。自分じゃ似合わないし、娘に着せるのが夢だったんですよ〜!

あと、今ってお姑さんじゃなくて、実の親に孫のお世話を頼ることが多いじゃないですか。私も、自分の実家の近くに住んでて、母と2人3脚で子育てしてるような感じなんですよね。まあ、夫の実家が少し遠方っていうのもあるんだけど、もし近かったとしても、やっぱり実親の方が気軽に頼めるし〜。

私も、母みたいに老後は孫の面倒見ながら暮らしたいんですよ! でも、息子の子だとやっぱりお嫁さんに遠慮するじゃないですか。娘の子なら遠慮なく可愛がれるでしょ。そう考えるとやっぱり娘が欲しいんですよね〜。気が早いかもしれないけど。」

リリー「なるほどね。わかるわ、私も経験あるわよ。私も、次は絶対女の子って思ってたときあったもの。で? 産み分けについてでも聞きたいのかしら?」

アサコ「そうなんです〜! 今まで知らなかったんだけど、そんなに女の子が欲しいなら産み分けしてみたら? ってママ友に言われて。病院でもやってるところがあるって聞いたんだけど、お金もかかりそうだし、実際どうなんだろうって思って。なんでも知ってるマダム・リリーなら、もしかして経験あるかなって思って聞きたくて来ました!」

リリー「ふふふ、そうね。産み分け、試してみたことあるわよ。男の子も女の子も、どちらも狙ったことあるわ。」

アサコ「やっぱり! それで、結果はどうだったんですか!?」

リリー「ふふ、どうかしらね? さて、じゃあ産み分けについて、私が知ってることを教えてあげましょうか?」

アサコ「はい、お願いします! マダム・リリー!」

マダム・リリーが語る 産み分けとは?

二人の男の子

リリー「まず、ちょっと理科的なお話ね。性別を分ける染色体には2種類あって、X染色体とY染色体っていうの。卵子にはX染色体のみがあって、精子にはどちらかが入ってる。卵子に着床するのがどちらの染色体かによって性別が決まるわ。

Y染色体を含む『Y精子』が着床すれば男の子、X染色体を含む『X精子』が着床すれば女の子よ。『Y精子』と『X精子』には、それぞれ真逆ともいえる特徴があって、それを利用して産み分けをするの。

あなたは女の子希望だから、そっちを中心に話すわね。まず1番よくおこなわれる方法が、排卵日の2日前に性交をすること。排卵日は、膣内にアルカリ性が増える日だから。これは、女の子になる『X精子』は、酸性に強くアルカリ性に弱いという特徴を利用しているわ。排卵日の2日前ならまだ膣内が酸性に保たれていて、『X精子』が優位な状況ね。ちなみに、『Y精子』はその真逆の特徴を持つの。

男の子になる『Y精子』の方が動きが早く、子宮に到達するのも早いけれど、寿命が約1日と短いから、2日後の排卵を待ってる間に死んでしまうの。『X精子』は動きは遅いけど、寿命が2〜3日と長いから、2日たっても生き残ってる可能性が高くなるらしいわ。排卵2日前の性交後は、膣内を過剰にアルカリ性にしないために、約5日は禁欲しなきゃだめよ。

あと、これも重要。女性はオーガズムを感じると膣内がアルカリ性に寄るの。要するに、あんまり気持ちよくならないように、あっさりとってことね。

それに、こんなことも言われてるわ。排卵2日前までに、例えば3日に1回とか射精をおこなって、精子の量を減らしておくの。少しでも『Y精子』が生き残る確率を減らして、寿命の長い『X精子』だけが生き残るようにする方法ね。

あとは、膣内を酸性に保つゼリーを、性交の直前に膣内へ注入する方法もあるわ。膣内のph値は個人差があるから、人為的に酸性にするのね。最近では、産み分け用ゼリーも色々なものが出ているみたいだから、ネットなどで調べてみるといいわ。まあ、国産で安全性が高そうなものは相対的に値段も高いし、使うかどうかは考え方次第ね。

この他にも、挿入をなるべく浅くするとか、諸説あるけど、自分たちでできることはこのくらいかしらね。個人では、1番重要な排卵日の特定に限界があるから、確率を上げたければ、産み分け指導をおこなっているクリニックに相談に行ってみてもいいかもね。その場合は、それまでに3ヶ月以上基礎体温を測って記録しておくとスムーズよ。もちろん、保険適用はないから全額自費負担だし、100%産み分けできるわけでもないから注意してね。」

アサコ「すごいですね! こんなに科学的根拠に基づいてるなら、けっこう産み分けできちゃいそう! クリニックに行くかどうかは迷うとこだな〜」

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