パソコンもスマホもない時代、人々がどのように暮らしていたのか気になりますよね。
今回は、江戸に関心のある大人読者の期待に応える絵本、「江戸のまち」のご紹介です。
町の風景とそこに暮らす人々の様子が綿密に描かれていて、大人だけでなく子どもも楽しめる内容になっています。
気になる絵本の見どころをチェックしていきましょう。
江戸の町並みと暮らしが眺めるだけでよくわかる
江戸の風景や、表情豊かな人々がカラフルな色彩でびっしりと描きこまれています。眺めているだけでも楽しく、江戸のまちを訪ねたような気分になるでしょう。
江戸時代の小説のお供にもピッタリ。
武家や火消し、商人がどんな服装をしていたのか、どんな暮らしだったのかがイメージしやすくなりますね。小説を読みながら、よりリアルな江戸の風景が思い描けるかもしれません。
「さがしもの」絵本として楽しめる
案内役は、昔から東京にすみついていてまちの移り変わりを見てきたという設定の「妖怪小僧」というキャラクター。
その妖怪小僧や、他の「隠れキャラ」たちが必ず場面のどこかに隠れているという仕掛けもあり、「さがしもの」絵本としても楽しめます。
子どもたちは「まちがいさがし」など「探す」ことをするのが好きですよね。
「見つけた!」、「分かった!」、「あった!」と、親子で一緒に「探す」ことを楽しめそうです。
そのほかの登場場面を特別に公開
絵本 「江戸のまち」について
江戸の暮らしについての造詣が深い、絵本作家の太田大輔氏。彼が、その知識と表現力を結集した渾身の絵本です。
ぜひ手に取ってチェックしてみてください。
書籍情報
タイトル:絵本 江戸のまち
著者名:太田大輔
発売日:2017年5月17日
定価:本体1,600円(税別)
ページ数:36ページ
シリーズ:講談社の創作絵本
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784061333185
著者プロフィール
太田大輔(おおただいすけ)
1953 年生まれ。
絵本『カラクリ江戸あんない』(福音館書店)、『ぼくのいまいるところ』(かこさとし著、童心社)、児童文学『江戸の象吉』(講談社)など。