日本の衛生事情はハイレベルであることで有名です。
その中でも、特に不衛生になりやすい水周り設備のバス・トイレの衛生には神経質になりがちです。11月10日はトイレの日でしたが、この日数多くのリフォームを手掛けるHouzz Japan 株式会社がトイレ・バスルームに関する調査の結果を発表しています。
果たして、日本の衛生意識は他国と比べてどのくらい高いものなのでしょうか?これからトイレやバスルームのリフォームを考えている人は必見です。
日本のバスルームリフォーム費用は2位!
まずは、バスルームのリフォームにかける費用を各国調査してみたところ、日本はドイツに続いて2位。
例えば3平方メートル以上の大型バスルームをリフォームする場合、平均は85万円ですが日本では120万円程度かけているようです。
日本人はバスルームを体の汚れを落とす場所としてだけではなく、リラックスできる空間と考えてリフォームにも多額の費用をかけるのでは、と推測されます。
また、年齢層によってリフォームの平均費用が大きく変わるようです。
家主が55歳以上の場合は140万円、35〜54歳が100万円、35歳未満が65万円が平均とわかっています。
日本人のほとんどがバス・トイレリフォームを専門家に依頼していることも明らかになりました。
多機能トイレの取り付け率は堂々の1位!
トイレリフォームで、多機能型トイレを取り付けた人の割合を見ると、日本は堂々の1位。
2位のドイツの29%を大きく上回っていて、まさに断トツといえるでしょう。
日本人の”多機能トイレ愛”が伺えます。
日本はデザイン性よりも機能性を重視する傾向に?
『バスルームのリフォーム時にスタイルを変更しているのか?』という質問では、ヨーロッパや北米では8割から9割が『変更した』と回答。
一方、『変更した』と答えた日本人は58%で、他国と比較してかなり意識が低いと言えるでしょう。
日本人はデザイン性よりも機能性を重視する傾向にあるのかもしれませんね。
『変更した』と答えた人の中では、モダンスタイルに最も人気が集中していました。
日本のバスルームリフォームのトレンドは?
『どんなデザインを優先したいのか』というアンケートでは、日本人の多くが『美しく、スタイリッシュ』と答えています。
相変わらずホワイトやグレー、ベージュの人気が高いことから、シンプルなデザインをよしと考える人が目立ちます。
またエネルギー効率がよく、環境にやさしいバスルームも人気です。
シャワースペースの拡張や、高機能設備の取り付けを希望している人も増えていて、引き続きトレンドになることが予想されます。
アンケート結果の詳細はこちらから
URL:https://info.houzz.com/rs/804-JLJ-529/images/HouzzJPBathroomTrends2017.pdf
国際比較の調査結果はこちらから
URL:https://info.houzz.com/rs/804-JLJ-529/images/HouzzGlobalBathroomTrends2017.pdf
※アンケート調査対象
Houzzに登録している一般ユーザーを対象に、2017年6月から7月に実施。過去1年間にバスルームのリフォームやリノベーションを行った、または現在進行中、今後3ヶ月の間に行う予定の人を対象にオンライン調査を行い、231名から得た有効回答が集計されたものです。