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【マンガ】妊娠初期症状「眠りつわり」とは? フリーランスのクリエイターが周囲に誤解されずに睡眠をとる方法【松本えつをの子育てあるあるvol.10】

この連載は、かつて、クリエイターならではの切なさや怒りの感情をマンガで表現し、多くのクリエイターたちの共感を呼んだ “ クリエイターあるある in 日影工房 ” のスピンオフ企画。日影工房の主要メンバーであり、「妊娠・出産・子育ての中で、仕事をする機会を奪われがちな女性の “ 働く ” をサポートしたい!」という想いから生まれたウーマンクリエイターズカレッジの創設者でもある松本えつを(役名:きのこ)さんが自身の出産体験を元に、ニッポン人女性の視点から妊娠・出産・育児にまつわる「あるある」をお届けします。(いえーる すみかる編集部)

> 松本えつをの子育てあるある 他の記事はこちら

今回は、妊娠初期症状のひとつ、「眠りつわり」にまつわるお話だよ。
10年前の、眠くて仕方ないきのこが登場します…….. z z Z Z

注意!:妊娠中にベッドにダイブするのは危険です。

今から10年ほど前、妊娠初期のきのこは「眠りつわり」に悩まされていた。

幸い、在宅勤務というスタイルをとっていたため、オフィスでの就労環境よりも睡眠はとりやすかったものの、眠っても眠っても眠気はなくならず、無理やり起きていても作業にまったく集中できない……。

そして、「仕方あるまい! よしっ、寝るぞ!」とお布団にスタンバイした途端、着信音が鳴り、条件反射的に電話に出たのだが、勢い余って自ら「寝てません!」と宣い、墓穴を掘る始末……。

こんなふうにならないためにも、いざ「眠りつわり」を発症した場合の対策を心得ておけたらいいよね。

眠りつわりとは? 1日中眠い場合はどうしたらいい?

つわりの一種に「眠りつわり」というものがある。
その名の通り、とにかくひたすら眠いという症状だ。

軽度の場合は、1日のうちに1〜2度、10分〜20分でも仮眠をとれば乗り越えられるが、重度の場合は、四六時中、ものすっごく、眠く、強い意志をもって闘おうとしても、その睡魔に勝つことができなくなる。
超重度の場合は、立っているときに意識を失うように倒れてしまうことも……。

この「眠りつわり」は、一般的に「吐きつわり」ほど知られていないにも関わらず、軽度・重度すべてあわせると、妊婦2人に1人の高確率で発症しているというから驚きだ。

「眠りつわり」は、他のつわり症状の例にもれず、妊娠によってホルモンバランスが変化することが原因で起こる。
女性には馴染みの深い「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の増加が眠気を誘発するのだ。

もし、重度の「眠りつわり」になったら、身体の声にあらがわず、眠るのが一番。
闘ったところで、どうせ勝てないのだから、さ。

また、重度の「眠りつわり」の症状が出ていて、かつ、ピーク期にいるときは、できるだけ「単独での外出」を控えよう。
特に、車の運転は危険がいっぱいなので、避けたほうがいい。
どうしてもひとりで出かけなくてはならないときは、徒歩や公共交通機関を利用しよう。

ただ、「眠りつわり」は「吐きつわり」ほど市民権を得ておらず、生活や就労環境によっては周囲にちゃんと説明をしないと、あらぬ誤解を受けることになるため、注意が必要だ。

そうならないための対策は、次項以降に記載するよ。

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