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手続きは?必要なものは?建売住宅の契約後の流れを徹底解説!|建売マニアvol.6

2017/04/10

建売マニア

マイホーム購入や子育て、ワークスタイルに関する情報を「辛い人生がちょっとだけ「楽」になるスパイスを、あなたに。」というテーマで発信するブログ「ザク男爵プレゼンツ」を運営するザク男爵。自身が建売住宅を購入した経験を元に、建売住宅を購入する段取りや注意点についてシリーズで語っていただきます。(いえーる すみかる編集部)

こんにちは、ザク男爵でございます。お陰さまで「ザク男爵の建売マニア」の連載も6回目となりました。ご愛読ありがとうございます。

vol.1はこちら:3ステップで理解する建売住宅購入の流れ
vol.2はこちら:建売住宅の賢い選び方と4つの注意点。性能・保証内容を重視しよう
vol.3はこちら:結局いくらかかるの?建売住宅の諸費用あれこれ
vol.4はこちら:初めて内覧会に行く前に知りたい、建売住宅の内覧会9つのチェックポイント
vol.5はこちら:建売住宅購入で失敗しない為に、契約前にやるべき6つのこと

建売住宅の契約も無事に済んだ、住宅ローン本審査も通過した。さて、それから入居までは、一体何を準備すればいいのでしょうか。
建売住宅は既に完済された住宅なので、契約してから入居までの期間がとても短いのですが、実はやることが盛り沢山なのでございます。
そこで今回は、建売住宅の契約後~入居までの流れ、注意点、必要となるものについて解説させて頂きましょう。

住宅ローン・保険などの手続き

まずやらなくてはいけないのが、住宅ローン、そして火災保険の手続きです。
忙しい時期なのでハウスメーカーの担当者にマル投げしたくなりますが、しっかりと保証内容を比較検討することが大切ですよ。

住宅ローンの手続き

住宅ローンの本審査に通ったとは言っても、それは申し込みした内容に対して「融資してあげてもいいですよ」という回答をもらったにすぎません。
ですので、物件契約後に改めて住宅ローンを契約する必要があります。
住宅ローンの契約は難しいことはありません。むしろ、「こんな簡単な契約書で35年の十字架を背負うのか」と拍子抜けするかもしれません。
しかしちょっと考えれば、ローンはシンプルですからね。借りたもの(お金)は利息をつけて返す。たったこれだけのことですから。(それが実に難しい)

火災保険の選定、加入手続き

また物件契約後に、火災保険の選定、加入手続きを行う必要があります。
多くの場合、ハウスメーカー・不動産会社が提携している保険会社を紹介してくれますので、迷う必要はありませんが、補償内容・保険料には注意が必要です。

それは、「お勧めプラン」として紹介する内容の保険料が高い場合があるからです。
よくありがちなパターンとして、あれこれ特約がついて高額な保険料となっている場合があります。自分の住んでいるハザードマップを見れば、水害の危険性など判断することができます。必要に応じて補償内容を選択して、保険料を抑えることが大切です。
また、住宅購入時に10年分の長期契約を結ぶ必要は必ずしもありません。確かに長期契約にすれば、1年当たりの保険料は割安にはなりますが、住宅購入時は本当に金欠になる時期でありますので。先延ばしにできる出費は、あえて先延ばしした方が手元に現金が残り、色んな意味で安心できますよ。

また火災保険と地震保険をセットにして、お勧めしてくる場合も多いですが、実のところ私は地震保険には加入していません。
それは買った家が「耐震等級3」だったからです。耐震等級3がどのくらいすごいかと申しますと、「建築基準法の1.5倍の地震に耐えられる」ぐらいすごいのです。
「震度6強から震度7程度地震に対して、倒壊・崩壊しない」というのが、現在の建築基準法の基準になります。
・・・今の日本の家って、本当によくできていますよね。震度6強の1.5倍の地震がきても、倒壊しないようですよ。

ここから先は個人の判断になりますが、私は「大丈夫」と判断し、地震保険は入っていません。地震保険に払うお金を別途運用し、リスクに備えるつもりです。
ハウスメーカー・不動産会社が提案する「お勧めプラン」が必ずしも正しいとは限りません。しっかりと自分に合ったプランを比較検討しましょう。

とはいっても、自分ではなかなか分からないものですよね。
そんな悩みも、専属アドバイザーに相談してみませんか?

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新居で必要になる家具・家電の準備

住宅購入時、入居までに揃えるものは必要最小限にした方がお勧めですよ。理由は2つあります。
まず1つは、「住宅購入時は現金がなくなるから」、でございます。
これは家を買ったらすぐに分かりますよ、「あれ?お金がない・・・」って。高い諸費用を払っていると、気が付いたらお金がないというオチになります。
現金が底を尽きない為にも、入居前に揃えるものは必要最小限にした方がいいのです。

そしてもう一つは、「住宅購入時はとても忙しく、ゆっくり選べない」から、でございます。
ほら、忙しいときにあれこれ選んでいると「これでいいや!」なんて投げヤリになったりしませんか?・・・もったいないですよね。
せっかくの新居に使うものですから、じっくり選んでお気に入りのものを買いたいところ。ですので、入居前は極力最小限のものしか買わないのがお勧めなのです。

入居後すぐに必要になるもの

入居後すぐに必要になるもの、使うものは、ハウスメーカーのオプションとして依頼するのがベストです。
入居後に別の業者に依頼すると、工事の込み具合によって、最悪数ヶ月待たされることもありますので。
入居後すぐに必要なもの、使うものは次のようなのがあります。

1・物干しスペース(物干し金具・テラス屋根など)
2・網戸
3・テレビアンテナ

特に洗濯物を干す、物干しスペースは必須です。実は私、これをケチって(オプションは高いので)別の業者に依頼したら、工事が3カ月待ち、という散々足る結果でございました。3カ月間、洗濯物が外に干せないと妻が怒り心頭でございました。

入居してから、ゆっくり選びたいもの

入居してからゆっくり選びたいのは次のようなものです。

1・照明、カーテン
2・家具、家電
3・エクステリア用品、工事など

・・・まあ、入居前に必要なもの以外全部ですけど。
特に注意したいのが、照明・カーテンは入居時には全室に必要ないってことでしょうか。一軒家はとにかく広いので、入居した当初は全ての部屋を使わないことがあります。照明、カーテンがなくても、そこまで困りませんよ。

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