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【目黒】伝説の焼き鳥屋「鳥しき」とその味を受け継ぐ「鳥かど」のある街

目黒・鳥しき・鳥かど

いえーる すみかる編集部が、住むのにオススメな街のスポットを紹介するシリーズ第1回。
今回は、すみかるの運営会社であるiYell株式会社の代表 窪田光洋が目黒のスポットをご紹介します。

初めまして。iYell株式会社代表の窪田です。
人生初めての記事ですが、最近大変感動することがあったので記事にしたいと思います。

先日、私の好きな街「目黒」に、義理の弟が店長を務める焼き鳥屋「鳥かど」がオープンしました。
実はこのお店は2010年、世界で初めて焼き鳥屋でミシュランの星をいただいた、かの有名な目黒の「鳥しき」の2号店です。
「鳥しき」の店長はその技術から様々な所よりお誘いをうけ、2号店の構想は昔からあったのですが、美味しさの維持の為、2号店を開かず、1店舗で営業を続けていました。
この「鳥しき」で修業をしていたのが私の弟でした。
3年間修行を行った末「鳥しき」の店長に認められたことにより、2号店「鳥かど」のオープンに至りました。

早速訪問して食事をしたところ、身内の店という贔屓目をまったく抜きにして、味も佇まいも本当に感動的だったのです。
目黒付近に住む方はもちろん、そうでない方にも是非お勧めしたい名店です。

お店はというと、まず入り口が印象的です。
外には看板が一切なく、地下に降りてドアの前に申し訳なさそうにある「鳥かど」の3文字。
誰にも邪魔されることなく、ゆっくりと焼き鳥とお酒を嗜むために凝られた玄関です。
玄関から、もう物語は始まっています。

中に入ると漆黒の壁、床と天井、そしてその中にある一本の木で作られたテーブル。
そこだけが輝いていて、まさに焼き鳥を食べるためにだけある空間だと感じました。
ここではどんな有名人のオーラも漆黒の闇に消え、残るのは最高の焼き鳥のみ。まさに焼き鳥が主役です。

鳥かど

さて、待ちに待った食事の開始です。
まずはビール。さすが、ビールの泡もきめ細やかで、香りも良い。
これから食べたことのない焼き鳥の連鎖の気配を漂わせる一杯であり、お見事。

始める前に1つ注意。ここではストップと言うまでお任せで焼き鳥が出てきますのでお腹いっぱいになる2本くらい前にストップをかけてください。
店長さんは2,3本先まで焼き始めています。

そうこうしているうちに本命の焼き鳥が始まりました。
全てを紹介していてもキリがないので、中でも私のオススメを2本だけ紹介致します。

1本はささみ。ワサビが乗っており鶏肉との相性は抜群です。
ささみも半生状態でよっぽど鮮度の高い鶏肉でないと、こういった食べ方は出来ません。

もう1本は砂肝。言葉では表現できないのですが、今までの砂肝の常識を覆す新しいなにか。

お腹いっぱいになったことを店長に告げると、〆は親子丼です。
これも親子丼専門店に匹敵する、いやむしろ凌駕するような逸品。これだけでも行く価値はあるというものです。

鳥かどの親子丼

店を出て振り返ると、これは今までの常識の中の焼き鳥屋ではないなと改めてミシュランの1つ星を継げたのも納得。
これまでの焼き鳥屋の常識は、赤提灯をぶら下げ、串が5本一気に出てきて、最後の一本にたどり着くまでには冷めているような店でした。
しかしここは店構え、内装、そして何と言っても店員の佇まい・立ち振る舞い、そういったものを全て含めて、あたかも超高級ホテルの最上階にあるフレンチレストランに来ているような満たされた余韻が残ります。
これはもう焼き鳥屋と呼んではいけない。

ではなんと呼ぶのか。

そうです、これは「鳥かど」という1つのジャンルなのではないでしょうか。
ディズニーランドに飽きたグルメな方々、ここにもう1つ夢の国があります。

鳥かど 店長
(左:窪田、右:鳥かど 店長)

今回はせっかくなので、店長夫婦にも話を聞いてみました。

なぜ鳥しきを修行先に選んだんですか?

店長:実家が焼き鳥屋で、お店を継ぐことを決意した時やはり、一度は外に修行にでなければいけないと思いました。
色々とお店を見て食べましたが、鳥しきは予約が取れず食べる事が出来なく、何故ここはこんなに予約が取れないのか?と思い、お店の中側が気になりました。
電話してみるととても対応が良くここに修行したいと思いました。
お店にお願いして食べさせてもらう機会を設けてもらい、今までの焼き鳥という概念を覆すような美味しさに感銘を受け、修業をお願いしました。

お客様の層はどうですか?

店長:30代後半から50代の方が多く、落ち着いた雰囲気と料理にご好評をいただいています。

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