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【体験談】購入前の建売住宅をホームインスペクターに診断依頼しました

こんにちは、いえーる すみかる編集部のゆずきです。
みなさんはホームインスペクター(住宅診断士)という存在を知っていますか?主に中古住宅を購入する際に、素人ではわからない住宅の欠陥や修繕が必要なポイントを検査してくれる専門職です。

一般的に、ホームインスペクターへの依頼は中古住宅を購入する時が多いのですが、私は2年前に建売住宅を購入したときに利用しました。

「建売住宅は欠陥住宅が多い」という噂を聞き、自分が買おうとしている家は欠陥住宅ではないかと不安になったからです。
建売住宅は、同じ広さで似たような間取りであれば、たいてい注文住宅より割安になっています。これは、汎用性のある設計、つまり他の物件にも使い回しできる設計図を使って、複数件分の材料を一括発注することでコストを下げているためです。

割安なのはメリットですが、ゼロから作る注文住宅と違いすでに造られた状態で販売されているため、どのようにして造られたのか、建材にはどんなものをどんな状態で使用しているのかわからないというデメリットもあります。悪質な業者が手がけた場合、見えないところで手を抜いたり安い建材を使用したりしている可能性もあるようです。

もし私と同じように、建売住宅を検討しているけれど欠陥が心配という方にはホームインスペクターに依頼することをお勧めします。ホームインスペクターのおかげで安心して建売住宅を購入できた私の体験を元に、住宅診断についてまとめましたので参考にしてみてください。

 

そもそもホームインスペクション(住宅診断)とは?

家のチェック
住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行うことをホームインスペクション(住宅診断)と言います。

住宅の購入前や、自宅の売り出し前にホームインスペクションを行うことで、建物のコンディションを把握し安心して取引を行えます。
特に、取引時の状態に個体差のある中古住宅を購入する前には、建物の劣化状態を判断するためにホームインスペクションを行うことが一般的です。

また、リフォーム・リノベーションの途中段階や完成時の状態を専門家に診断してもらうことも重要です。
中古住宅の場合、見た目は綺麗にリフォーム・リノベーションされていても、目に見えない基礎の部分や配管等が劣化し、修繕不可もしくは修繕に多大な金額がかかることがあります。購入してから後悔しないために、事前に調べることが大切です。

 

私がホームインスペクションを利用した理由

上記で書いた通り、ホームインスペクションは中古住宅で利用することが多いのですが、私は新築の建売住宅でホームインスペクションを利用しました。
ホームインスペクションを利用した理由は、下記の不安を軽減するためです。

  • 大手メーカが建てた家ではないため家を建てた会社の実績がわからず、住宅の欠陥や耐震性等が不安だった。*1
  • 建売住宅は安いけれど品質が悪いことがあると言われているため、品質が不安だった。
  • 建ててから1年弱が経過していたので、なにか不具合が生じてないか不安だった。
  • 不動産屋さんはよいことしか言わなという先入観があり、信頼できる専門家の意見が聞きたかった。

*1:
地元の工務店が建築。住宅品質の確認方法である「住宅性能評価書」は付いていない。「住宅性能表示制度」において耐震等級3相当と口頭では確認済。
(住宅性能評価書を取得するにはお金がかかるので、大手メーカでもない限り普通は住宅性能評価書を取得しないとのこと。)

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