子どものころの好きな教科・嫌いな教科を覚えているでしょうか?株式会社学研ホールディングスが調査した結果によると、4年連続で算数・国語が好きな科目・嫌いな科目のトップとなりました。
まさに今、子どもの算数・国語嫌いに悩んでいる親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。今回は、どうやったら嫌い・苦手が克服しやすくなるかを一緒に考えてみましょう。
小さなころから親しむ環境を整える
算数・国語に関わらず、嫌いだと感じているものは、先入観や固定観念からきている場合も珍しくありません。子どもが「嫌い・苦手」と感じる前に、算数や国語に親しむ環境を作っておくことも大切でしょう。
算数の場合
算数であれば、すごろくなどの数字に関連したゲームで遊ぶ習慣をつけることで、数字に慣れ親しむことができます。
お店屋さんごっこで、あえて実際のお金を使って遊ばせるのも良いかもしれません。
国語の場合
ベネッセによると、国語は読書が大切なのだとか。確かに、国語は日本語に関する勉強なので、小さなころから言葉に親しむ習慣をつけてあげると良さそうですね。
絵本の読み聞かせを積極的に行うと同時に、気になったことを図書館で調べる習慣をつけるのも良いでしょう。インターネットのほうが便利で手軽ですが、自分から本に触るという習慣をつけることも大切です。
参考:http://benesse.jp/kyouiku/201602/20160219-1.html
無駄足とサヨナラ!「かーりる」で図書館をもっと便利に
せっかく子どもと絵本を楽しむために図書館へ行っても、すでに借りられていたらガッカリですよね。そんな時に役立つのが図書館の本を管理・予約するアプリ「かーりる」です。
書籍の予約ができることはもちろん、在庫確認や読了管理もバッチリ。また、図書館やユーザーがオススメしている本を知ることもできます。本選びに悩んだら、オススメリストから選ぶのも良いでしょう。
公式サイト:https://calil.jp/
ナンバープレースやクロスワードも
パズル好きの子どもなら、簡単なナンバープレースやクロスワードから徐々に興味を持ってもらうのも良いかもしれません。隙間が埋まる快感に、いつしか苦手意識も吹き飛ぶかも?
体験を通して親しむ機会を作る
家族のおでかけに、子どもが勉強に興味をもてる場所はいかがですか?今回は、算数と国語に親しめそうな施設を2つピックアップしました。ぜひ、ゴールデンウィークの予定に加えてみてください。
五感で算数・数学が楽しめる「数学体験館」
「数学体験館」とは、数式からではわからない算数・数学の楽しさを五感で体験できるように作られた施設です。名前は「数学体験館」ですが、小学生でも楽しめるよう作られていますよ。
東京理科大という場所柄、敷居が高く感じてしまうかもしれません。しかし、館長はNHKの教育番組でも活躍されていた秋山仁さんです。まず、退屈することはないでしょう。
施設概要
- 開館時間:12時~16時(土曜は10時~16時)
- 休館日:日曜・月曜・祝日・大学の休業日
- 公式サイト:https://oae.tus.ac.jp/mse/taikenkan/
海外の文化に触れるチャンス!「グリムの森」で物語に親しむ
「グリムの森」は、栃木県下野市にある体験型施設です。「グリム」と聞いてパッと思い浮かぶのは、グリム童話ではないでしょうか。
「グリムの森」は、ドイツをイメージして作られた建物に、グリム童話をはじめとした数々の物語を楽しめる工夫が施されています。グリム童話の主人公になりきれる衣装の貸し出しも、休暇中の良い思い出となることでしょう。
少し前に話題となった「ルドルフとイッパイアッテナ」の人形劇や、ファミリー向けの映画など、雨でも楽しめる工夫も満載です。
施設概要
- 開館時間:9時~18時(4月~9月は19時まで)
- 多目的ホールの利用がある場合には、その終了時間(最大21時)まで
- 休館日:毎週火曜日、毎月末日 年末年始(12月28日~1月4日)
- 火曜日・月末日が土・日曜、祝日の場合は開館し、その翌日が休館日
- 公式サイト:http://www.grimm-no.net/index_p.htm
楽しめる環境を
やりなさいと言われれば言われるほど、勉強はやりたくなくなるものです。かといって、注意しないわけにもいきませんよね。できるだけ親子で楽しめる機会を作り、一緒に苦手を克服していきましょう。ひょっとしたら、子どもの新しい才能が見つかるかもしれませんよ。