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2016/10/18

屋根のカバー工法(重ね葺き)のメリット・デメリットと費用

屋根のカバー工法(重ね葺き)とは?

カバー工法(重ね葺き)は、既存の屋根の上に、防水シート(ルーフィング)と新しい屋根材をかぶせる工法のことです。
スレート、軽量金属屋根などのような平板の屋根材の上からなら施工することができます。

屋根を一度剥がして張り替える工事の場合、剥がすときの手間がかかり、場合によってはアスベストを含有している屋根材の処分費が高額になりますが、解体作業を必要としないカバー工法は、短期間に低コストでリフォームできることから人気を集めています。

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屋根のカバー工法のメリット

リフォーム費用が安い

カバー工法は、元々あった屋根の上に新しい屋根材を重ねるだけの工事のため、古い屋根材を撤去するための人件費・廃材処分費が発生しません。
そのため、リフォーム全体にかかる費用が安価です。

工期が短い

葺き替え工事の場合は、古い屋根を取り外す際に養生をする必要がありますが、カバー工法では省略することができます。
通常、葺き替えリフォームの場合、平均工事日数は1週間近くかかりますが、カバー工法であればだいたい3~5日でリフォームが完了します。

騒音やホコリのトラブルが少ない

屋根を交換する際には、騒音やホコリに悩まされることが多く、近所とトラブルになってしまうケースがあります。
カバー工法であれば、工事中に騒々しい音やチリが発生するリスクが少ない上、工期が短いので、周囲の方に迷惑をあまりかけずに済むでしょう。

アスベストにも対応できる

2004年以前、屋根のスレート材料には、がんの原因になりやすいアスベスト(石綿)が使用されていました。
現在では製造・販売・使用ともに中止になっていますが、まだ屋根にアスベスト材が含まれているご家庭も残っています。

しかし、アスベストの処分費用は高額で、また解体時にアスベストが近所に飛散しないよう対策しなくてはなりません。
カバー工法なら、屋根を壊すことなくリフォームできるため、このようなリスクがありません。

断熱性・遮音性・防水性が向上する

既存の屋根と新しい屋根の二重構造になるので、断熱性や遮音性、防水性がアップします。
特にガルバリウム屋根で雨音が気になっているという方にはおすすめです。

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屋根のカバー工法のデメリット

耐震性に影響する可能性がある

カバー工法は屋根全体の重量が増えてしまうため、耐震性能が少々低下します。
とはいえ、戸建て住宅に多いコロニアル屋根に、軽量な金属屋根材でカバー工法を行ったときの総重量は約23~26kg/㎡程度です。
昔ながらの住宅で見られる瓦屋根は60kg/㎡位ですから、カバー工法でリフォームした屋根の方が軽いと言えます。

基本的に大多数の住宅は問題ありませんが、不安な方はリフォーム会社とよく相談してみると良いでしょう。

瓦屋根には不向き

元々ある屋根の上に、フラットな金属屋根材を固定するのがカバー工法の方式です。
つまり、波型の形状の屋根、厚みがある屋根材の上には、固定することが難しいため、陶器やセメントで作られた日本瓦の屋根は、カバー工法には不向きです。

瓦棒屋根は、カバー工法を施工することは不可能ではありませんが、思い切って葺き替え工事を行うのが効率的と判断されることがほとんどです。

内部の補修が必要な屋根には施工できない

屋根の下地や内部が劣化しているときは、その上から新しい屋根をかぶせるだけでは危険です。
下地から劣化している屋根の場合、まずは補修しなければいけません。

なお、古くなった下地材は、雨水などを吸収して腐食していく可能性があるため、新しい屋根材を固定する際に釘が打つことができず、葺き替え工事を行うことになるパターンもあります。

カバー工法の耐久年数

カバー工法でリフォームした屋根の耐久年数は、だいたい20~25年です。
メンテナンスは葺き替えをした屋根とほぼ同じで、10年に1回程度で充分でしょう。

ただ、一度カバー工法を行った屋根を、3重以上にする例はあまりないため、今後も長く住み続ける建物の場合、20~25年後には屋根を撤去するかもしれないという点についても考慮しておくことが大切です。

屋根のカバー工法が向かないケース

これまでご説明したことを踏まえて、屋根のカバー工法が向かないのは具体的にどのようなことか、確認しておきましょう。
以下のような場合には、葺き替えてしまった方が良いケースが多いです。

・日本瓦(陶器・セメントなど)など重さ・波がある屋根で、新しい屋根材を固定するのが難しい場合
・腐食などで下地が劣化している場合や、雨漏りが発生してる場合
・リフォームにかけられる予算と時間に余裕がある場合
・長期間に渡る耐久性を求める場合

屋根のカバー工法の費用・価格

なお、屋根のカバー工法リフォームの際にかかる費用は、作業時に必要になる足場代を含めて、1㎡あたり8,000~10,000円位が相場です。
屋根の大きさや状態にもよりますが、最終的には合計で80~250万円になると考えておくと良いでしょう。

家全体を守ってくれる屋根のリフォームは、確実に計画的に行わなくてはなりません。
ご家庭の屋根を工事するときには、この先も長期に渡って住み続ける住まいか、予算はどの位かを事前に決めておき、最適な方法で施工してもらうよう、リフォーム会社に相談してみてくださいね。

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更新日:2016年10月18日

転載元:リショップナビ

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