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ハザードマップ

2016/11/25

他人事ではない水害。ハザードマップの活用など、身を守る5つのポイント

2015年9月7日に発生した台風18号の影響により、関東地方北部から東北地方南部を中心に、豪雨に伴う大規模な被害をもたらしたのが「平成27年9月関東東北豪雨」です。
中でも9月10日、茨城県常総市三坂町では鬼怒川の堤防が決壊し、鬼怒川と小貝川に挟まれた広範囲が水没。死者2名、40名以上が負傷し、全半壊家屋5000棟以上という甚大な被害を受けました。
この災害はまだ記憶に新しいのではないでしょうか。

ハザードマップ

内水反乱と外水反乱って知ってる?

万が一の水害に遭遇したとき、自分や家族の身を守るために、どう対処したらいいのでしょうか。
そのためにも、まず水害の種類を知っておくことが大切です。
水害は、「内水氾濫」と「外水氾濫」とに大きく分けられますが、平成27年9月豪雨による常総市の被害は外水氾濫によるものです。
川の水を「外水」と呼びますが、堤防から水があふれることや決壊により、大量の水が家屋や田園地帯などへ一気に流れ込むのが外水氾濫です。
この水は泥水であり、水が引いても土砂や汚泥がいたる所に堆積するため、復旧に時間のかかる大被害が発生しやすい水害です。

一方の「内水氾濫」とは、水はけが悪化することで発生する水害のことです。
豪雨によって、側溝や下水道、排水路が、降った雨を流しきれなくなる水害です。
また、大雨などで大きな河川の水位が上昇することにより、支流である細い川に逆流することで発生するケースもあります。
都市型の水害の多くは、この内水氾濫によって発生します。

大雨が降ってきたら――気象情報に注視し早めの避難

台風などにより豪雨になった場合は天候の情報を得ることが大切で、気象庁や自治体が発表する情報に注意する必要があります。
気象庁では、住民が適切な防災行動をとることができるよう、さまざまな「防災気象情報」を発表しています。
まずは各地の気象台が発表する「台風情報」や、大雨・洪水・暴風・高潮などの「警報・注意報」を、テレビやラジオ、インターネットなどで、こまめに確認することが重要です。

重大な災害のおそれがあるときは、気象庁から「特別警報」が出されますが、防災気象情報を常に注視しならが早めの防災行動をとるようにしましょう。
また、重大な災害に際しては、市区町村長は住民に避難への呼びかけを発令することができます。
その緊急性や警戒レベルは、「避難準備」「避難勧告」「避難指示」の順に高くなりますから、公的機関の情報をいつでも入手できるように準備しておきましょう。

道路に水が浸水してしまった後では、そこの移動はたいへん危険になります。
水が出る前、早めに避難することが望ましい安全対策です。
家に居たままの状態でも、もし差し迫った危険がないのであれば、水が引いてからの移動が懸命です。
もし川の堤防決壊など「外水氾濫」が予想される場合ならば、高度のある安全な場所や避難所への避難行動をとりましょう。
「内水氾濫」であれば、家の二階など高い場所へ垂直避難することが、屋外へ出るよりも安全な場合が多いといえます。

地下・半地下居室に潜むリスク。大雨の場合は階上へ上がれ!

限られた土地を有効に活用するため、特に大都市では地下や半地下に部屋を備える住宅が増えています。
しかし、このような地下居室は、水害の際にはたいへんリスクの高い空間に変わります。
まず、地下に居た場合、外の状況がわかりにくくなる点です。
適切な情報がとれないことでどうしても避難が遅れがちになるのです。
また、短時間の大雨によって雨水が下水管からあふれ出すと、地下の居室など低い場所に向かって大量の水が浸入してくることがあります。
豪雨の場合は地下居室から早めに離れ、階上へ移動しましょう。

浸水の量によって地下に閉じ込められる危険性もあります。
外開きのドアの場合であれば、ドアの内側と外側の水位の差が、わずか26センチメートルあると開かなくなることがわかっています。
内開きのドアでは、水位の差が47センチメートル以上で、ドアノブを簡単に回せなくなります。
たとえ住まいが高台にあったとしても、住居への浸水リスクがあるのです。
雨量の多いときには垂直避難、家の高い場所への移動を早目に行うよう心がけましょう。

水没した道路の移動。避難するケースのポイント

家に床上浸水などが始まり、水没した道路を歩いて、避難所へ移動するよりほかに方法がなくなった場合はどのような点に気をつければよいのでしょうか。
水の中にはさまざまな危険が隠れていることを知っておきましょう。
道の両側に掘られた深い側溝、フタの開いたマンホールの穴、車止めの突起物、倒れた自転車など、数多くの目に見えない危険物が潜んでいるのです。
移動の際には、必ず杖や長い棒を携え、足下を探りながら前進しましょう。
道路の端を歩くとリスクが増すことも知っておきたい知識です。

道路が冠水しているときの移動は、長靴ではなくてスニーカーが適しています。
長靴の中に水が浸入してきただけで、歩行が著しく困難になるのです。

水深は、男性の場合で70センチメートル、女性では50センチメートルが限界です。
それよりも多い水の深さがあるとき、外水氾濫などで流れがあるときはさらに危険ですから、移動よりも高い場所での待機を心がけましょう。

日頃からハザードマップで確認を。避難経路にもリスクが!

特に、近くに洪水の可能性がある川がある場合などは、事前にハザードマップを手に入れておきましょう。
洪水が起こる前に、避難所への経路を実際に歩いておくことが大切です。
また、低い場所や急傾斜地では、豪雨の際は洪水や土砂災害のリスクが高まります。
危険な場所やポイントも、あわせて確認しておきましょう。

外水氾濫などによって、自宅に大量の水が流れてくるような場合は、高台や鉄筋コンクリートのビルの3階以上に非難するほうが安全な場合もあります。
都会での集中豪雨の際は、遠くにある避難場所へ移動するよりも、近くの2階建て以上の建物や頑丈なビルに非難するほうが、リスクが少ない可能性があります。
日頃から、非難に適した建物をリストアップしておきましょう。

地域との交流は災害を最小限にとどめる

都市部で起きやすい内水氾濫の場合、やはり平常時の準備や心がけで、水害被害を小さくできる可能性があります。
たとえば地域清掃がその一つです。
排水路や下水道などの排水口が、捨てられたレジ袋で詰まった結果、水害の被害を広げたという事例が国内外で報告されています。
側溝などの汚泥や落ち葉、レジ袋などのごみの清掃は、水害を最小限にとどめるためにもたいへん有効な手段になることを知っておきましょう。
そのためには、地域住民の協力による清掃活動など、地域住民の連携を欠かすことはできません。
地域住民の交流が密になるといいことずくめで、防犯だけではなく、防災にも大きく貢献するになるのです。

もちろん、自宅の庭のゴミが流されて排水口の目詰まりの原因となる場合もあります。
それぞれの家が美化に努めることも、大切な防災活動につながります。

災害リスクをカバーする地震保険について専門家に聞いてみた記事も参考にしてみてください。

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